じゃんけんを作ったのは誰か気になったことはありませんか?
残念ながら、じゃんけんを誰が作ったかはハッキリわかっていません。
でも、じゃんけんがどのようにして広まってきたのか、どうして「最初はグー」で始めるのかなど、じゃんけんの豆知識を知っておくと、よりじゃんけんに親しみを持てるはずです。
この記事では、じゃんけんがどのように広まったのかについて解説していきます。
じゃんけんを作った人は誰?
残念ながら、じゃんけんは誰が作ったかハッキリわかっていません。
ただ、じゃんけん自体は江戸時代からあったようです。
もともと中国から伝わった「虫拳」が改良されて「じゃんけん」になったとされています。
「誰かが作った」というよりは、「長い歴史の中で生まれた遊び」といった感じですね。
なぜ「最初はグー」の掛け声なの?
じゃんけんをする時に「最初はグー」から始めますよね。これは1960年頃から行われています。
なぜ「最初はグー」で始めるのでしょうか?
以下のような理由があります。
- じゃんけんをするタイミング合わせるため
- グーが一番出しやすい
- 緊張すると手を握るため
順番に解説します。
じゃんけんをするタイミング合わせるため
いきなり「じゃんけんぽん」だとタイミングが合わないため「最初はグー」で準備をします。
タイミングが合わないと「後出しだ!」となってしまうため、それを防ぐために始まりました。
「最初はグー」のかけ声のおかげで、後出しのルール違反を防げています。
グーが一番出しやすい
グーは一番出しやすい手です。
統計的にも「最初はグーを出しやすい」と結果が出ています。
- グー:4,054回(35.0%)
- パー:3,849回(33.3%)
- チョキ:3,664回(31.6%)
参考じゃんけんで有利な手は? 1万1567回分のデータが示す「傾向と対策」|わが子を算数・数学嫌いにさせない習慣|朝日新聞EduA
ですので最初に出しやすい「グー」を出すのです。
この習性を利用した「じゃんけんの必勝法」があるので、じゃんけんに強くなりたい人は参考にしてみてくださいね!
緊張すると手を握るため
人間は緊張すると力が入り「グー」を出します。
じゃんけんをする前は力が入って緊張するので「グー」がしっくりくるわけです。
最初は「パー」や「チョキ」だと、ちょっと締まりがないですよね?
ですので、じゃんけんのはじまりは「最初はグー」が自然と言えます。
「最初はグー」を志村けんさんが作ったって本当?
ネット上では「最初はグーを作ったのは志村けんさん」と言われています。
ですが、これはちょっと違うのです。
「ふしぎな雑学読本」の209ページに以下のような記述があります。
「じゃんけんポン、最初はグー」は、神楽坂の芸者がお座敷遊びでやっているのをドリフターズのメンバーが見て、TBSの番組(「8時だョ! 全員集合」)で使ったところ、子どもの間で爆発的に広まったものだという。
引用:ふしぎな雑学読本
つまり「最初はグーを広めたのは志村けんさん」であっていますが、作ったのは違うんですね。
前の章で解説したように、もともとはグーが出しやすく、タイミングを合わせやすいので「最初はグー」がいつの間にか出来上がったと考えるのが自然なようです。
まとめ:じゃんけんや「最初はグー」は時代の流れで作られ広まってきた
じゃんけんは誰が作ったかハッキリしていません。
じゃんけん自体は江戸時代からあったようなので、そこから時代を経て現在の「じゃんけん」になったと考えられています。
「最初はグー」のかけ声から始めるのは、以下の3つの理由からです。
- じゃんけんをするタイミング合わせるため
- グーが一番出しやすい
- 緊張すると手を握るため
「最初はグー」を作ったのは「志村けんさん」だと言われていますが、実は違います。
「最初はグー」自体は昔からあり、それをテレビを介して広めたのが「志村けんさん」です。
じゃんけんの「まめ知識」を知っておくと、よりじゃんけんを楽しめますね。
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